最近の投稿

More

コーチは「真の目的」にコミット【岡田裕之に聴く】

コーチは「真の目的」にコミット【岡田裕之に聴く】

* コーチは「真の目的」にコミット 
 エゴや目に見える目標の先にあるもの *
 
===============
岡田裕之先生にインタビュー
「コーチに大切にして欲しいこと」
      (1)
===============

コーチとして、
「クライエントの結果にコミットしたい」

ただ、
表面上の目的を達成することにではなく、
その向こうにある真の目的にコミットしたいと思うのです。

例えば、やせたいという目的がありますが、
やせることそのものよりも、
やせた、その向こう側に何があるの?ってことのほうが大事なのです。

目の前の目標のその先にあるのが、
真の目的です。

もちろん、私も、やせたいというクライエントがいたら、
まずは、やせるサポートにコミットします。

そして、やせた、その向こう側に何があるの?
っていうことです。

やせた、その向こう側にあるのが真の目的です。
それを発見したときに、
やせるのが全てじゃないなと気付いたなら、
新しいゴールを設定すれば良いと思います。

また、資格をとるという目的で、
モチベーションを上げたいという人がいたとします。

資格は表面的なニーズであることが多い。
真の目的は、自信を取り戻すことだったりする。

コーチングを受けて、真の目的があることに気づくのです。

モチベーションを上げること、そのものに取り組むのは、
本質的なサポートになりません。

真の目的に気づけるようにサポートし、
クライエントが真の目的に気付いたとき、
自然とモチベーションが上がる、
というのが本質をとらえたサポートだと思います。

今の例では、
自信を取り戻すために、
資格を取って新しい仕事をしたい
という側面もあるでしょう。
自信につながるツールとして
資格があってもよいと思います。

真の目的は、霧のように見えないものです。
言語化もされていなくて、
本人も忘れてしまっていることがほとんどです。

資格を取ることは常に意識しますが、
自信を取り戻したいという真の目的は、忘れているものです。

いつしか、資格が、自信を取り戻すという真の目的とすりかわってしまったのです。
自分を見失ったまま、資格だけにすがっているとしたらどうでしょう。

間違いではないけれど、
本質を見失って、
目に見える表面的なところを目的だと思って、
そこに突き進んで行ったら、どうなるでしょう。

ことに、コーチが浅い部分で有能であり、
その人のマインドを強化することが上手であれば、
目的が間違っていた場合、間違った方向へ果てしなく誘導してしまう。

表面的な技術が優秀であればあるほど、それをしてしまう。
コーチやトレーナーが陥りやすいのはそこです。

157-1

*~*~*~*~*~*
真の目的をサポートすることが大切だと気付くまでに
どんな体験がありましたか?
*~*~*~*~*~*

目的を取り違えるおかしさに、
私は、有難いことに18歳で気づいています。

水泳のコーチをしていた、
あの経験が一番のリソースです。

水泳選手の小・中・高生は、速くなりたいと願っています。
親も、速くさせたいのです。
コーチも、タイムを伸ばしてやりたい、大会で優勝させたい。

でも、それって本当ですか?

本当は水泳を通じて、

心身を鍛えたい
豊かな人間性を育てたい
目標を達成できる力をつけたい・・・

と親は求めているのです。

これからいろんな選択肢をみつけていく
子供にとっても、
それは同じです。

今、ただ速くなることがゴールではない。

ところが水泳のコーチをしていると、
わが選手が結果を出してほしいと思うものです。

でも、それは操作主義。

ところが、これは小さなエゴで、
咲かせてはいけないときに、花を咲かせてしまう。

相手の為じゃなくて、自分のため。
この危うさに気づかされたのです。

そんな嫌なところを、18歳で見た。
自分もそうなりそうになった。

自分の小さなエゴのために、
人の花を咲かせようとする。

この危うさに気づいた。

でも、まだそれが、
どういう意味を持つのかには気づいていませんでした。

当時、私は、映画関係のクリエーター志望で、
クリエーターを目指す中で心理学に興味を持ち始めて、
そこからコーチングや心理学を学ぶようになりました。

そんな時、「スポーツ少年の危機」
という本を読んで、衝撃を受けたこと、今でも覚えています。

本当の目的と、目に見える表面的な目的。
エゴからのサポートと、真の目的のサポート。

こういった大切なことを感じ取る機会を
10代の多感な時に経験できたというのは
すごいリソースだと思うんです。
セミナー2017102

2017年10月文責・感性Lab.事務局Kumiko

一般社団法人感性研究所/ヴィホライズン株式会社